
成果をあげる人たちは、気性や能力、職種や仕事のやり方、性格や知識や関心において千差万別である。共通点は、なすべきことを成し遂げる能力をもっていることだけである。知識は、あくまでも基礎的な資質である。それら成果に結びつけるには、成果をあげるための能力が必要である。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』
わかっているのにできない
ドラッカー教授の本を読み、「機会に焦点をあてる重要性はわかった。でも実際にどうやって焦点あてたらいいのかわからない」、「部下に任せることの重要性は理解できた。でも不安で任せきれることができない」、「部下の自発性を促すことの必要性はわかった。でも気がつくと、部下に指示・命令をしている」。
新しきを習慣にする
多くの本を読み、いろいろなセミナーに参加し、たくさんの研修を受けてきた。にも関わらず、成果と言えるような大きな変化を実感できない。このように、たとえ新しい知識を得て、良い方法を知ったとしても、「結局、同じことを繰り返している」といったことは、人間誰しも多かれ少なかれあることではないでしょうか?。そもそも、わたしたち人間は、うまく行く行かないに関わらず、「現在の習慣を繰り返す」ものです。
大きな成果を追うあまり、小さな改善を見失うことがあってはなりませんが、小さな改善は、時としてそれ自体が仕事のようになってしまいます。なすべきことを成し遂げる能力、つまり、成果をあげるための能力を伸ばす取り組みを忘れてしまえば、すべてが空回りし、「結局、同じことを繰り返している」状態に引き戻されてしまいます。ドラッカー教授は、成果をあげるための能力を次のように教えてくれています。
5つの秘訣
- 第一に、自分の時間を体系的に管理する。
- 第二に、外部の世界に対する貢献に焦点を合わせる。
- 第三に、強みを中心に据える。
- 第四に、際立った成果をあげる領域に力を集中する。
- 第五に、成果をあげるよう意思決定を行なう。

