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第一に身につけるべきは習慣は、なされるべきことを考えることである。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』

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コラム

経営者が羅針盤とするものは、経営者自身の考えに他なりません。
ゆえに、経営者は「知識を得ること」より「智慧を形成していく」必要があります。
経営の現場で生まれた、「智慧の素材」を書き綴っています。


ドラッカーに学ぶ経営者の条件 なされるべきこととは

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第一に身につけるべきは習慣は、なされるべきことを考えることである。何をしたいかではないことに留意してほしい。なされるべきことを考えることが成功の秘訣である。これを考えないならば、いかに有能であろうと成果をあげることはできない。やるべきことは、無数にある。しかし、成果をあげるためには手を広げすぎてはならない。まずは、なされるべきことを考えなければならない。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』

リソースが分散していては、

大きな力を発揮することはできません。成果をあげるためには、貴重な資源である、人材と時間をそこに集中することが必要となってきます。どのような成果をあげようとしているのか。その成果に向かって、貴重な資源である人材をどのように配置し、時間をどのように投下するかということは、リーダーである経営者に求められる重要な判断です。

「なされるべきことを考える」ということは、ただやりたいことに力を注ぐのではなく、顧客が得られる利益のために、組織全体として何を実現するべきかを客観的に考えるということです。

1945年に大統領に就任したトルーマン氏のやりたいことは、経済社会の改革を仕上げることでした。トルーマン氏は、そのときの世界情勢から、外交こそが最優先課題であると考えました。つまり、トルーマン氏は、「自分のやりたいこと」と「なされるべきこと」は違うという事実を客観的に考え抜いたと言うことです。事実、トルーマン氏は、外交について毎日、閣僚から説明を受けることを日課としていました。

そうした地道な取組みによって、トルーマン氏は、外交についてアメリカの歴史史上最高の成果をあげました。もしトルーマン氏が、この時、やりたいことであった経済社会の改革のみに力を注いでいたとしたら、世界はおろか自国のアメリカにすら、よい影響を与えることはなかったに違いありません。「なされるべきことを考える」。リーダーとして重要な必須要件のひとつと言えましょう。