
リーダーシップは他のもので代替ができない。しかしマネジメントがリーダーをつくることはできない。マネジメントにできることは潜在しているリーダーの資質を発現しやすくするか押しつぶすか、いずれかの環境をつくることだけである。
ピーター・ドラッカー『現代の経営』
リーダーの資質を発現しやすくするか押しつぶすか
”いまどのような営業をしているかでその会社の1年後がわかる。いまどのような育成しているかでその会社の3年後がわかる。いまどのような採用をしているかでその会社の10年がわかる”。ある著名な経営者から、そのような話を伺ったことがあります。会社が繁栄するか衰退するかはすべてマネジメントの質にかかっています。ゆえに、わたしは、”いまどのようなマネジメントをしているかでその会社の命運が決まる”という主張します。
1946年、ドラッカー教授は、『会社という概念』にて、マネジメントをマネジメントとして表しました。具体的には、次の視点でマネジメントという社会的役割と課題を指摘されました。当時のアメリカは、ドラッカー教授の指摘に関心を示すことはありませんでしたが、日本はこのメッセージに真摯な態度を示しました。
- 企業の社会的義務
- 個人と組織の関係
- トップマネジメントの役割と意思決定プロセス
- 自らの成長には自ら責任を持つという考えに立ったマネジャーの継続的訓練の必要性
- 労使関係の本質
- コミュニティや顧客に対する責務
組織は人を生かしもすれば潰しもします。ゆえに組織は、潜在しているリーダーの資質を発現しやすくする取り組みを持つことが求められます。その取り組みが事業を成長させ組織を成長させることに直結するからです。今日も、潜在しているリーダーの資質を発現しやすくする取り組みが行われていることは、わたしたちにとっての大きな喜びの一つであります。さらに多くの組織が「自ら責任を持つという考えに立ったマネジメントをする人の継続的訓練」を持つことを望んでいます。

