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ドラッカーに学ぶ ”経営コラム”

経営者は経営しなければならない。ピーター・ドラッカー


会社の先行きを考えるのは社長ひとり

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経営者は経営しなければならない。
ピーター・ドラッカー

こうして事業は行き詰る

 

兼任できない仕事

一つの空港にいても、管制塔の仕事とパイロットの仕事はまったく違います。
管制塔の仕事は、飛行機と飛行機がぶつからないために飛行機に情報を与え、
安全な離着陸ができるようにパイロットを指示することです。
空にはたくさんの飛行機が飛んでいるため、
万が一、飛行機と飛行機がぶつかるようなことがあったら大変な事故になってしまいます。
それを防ぐ管制塔はなくてはならない仕事です。

それに対して、パイロットの仕事は、飛行機を操縦して
目的地まで安全に「人」を運ぶことです。
出発前は、気象データ、整備状況などの確認を行い、
コックピットに入ってからは、燃料の確認、機器へのデータ入力などを行います。
全ての確認が完了し、管制官の許可を得てはじめて離陸できます。
離陸したあとは、気流の乱れや落雷の危険性に応じて進路変更の判断を行います。
管制塔の仕事とパイロットの仕事は、担っている責任と仕事の内容が異なるゆえに
兼任することはできません。

 

経営しなければならない

同じように、取締役の仕事と部門の責任者の仕事も兼任することはできません。
仮に、取締役が部門の責任者を兼任すれば、部門の成果をあげる仕事だけになり、
取締役の仕事に手が回らなくなります。かく言う私がそうでした。
経営者である取締役が経営の仕事をしなくていいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。

経営者は経営しなければならない。
ピーター・ドラッカー

 

経営が疎かになる

取締役は、経営の仕事にあたらなければならないのです。
ところが、管制塔にいるべき取締役は全員パイロットとして出払ってしまい、
管制塔にいるのは社長一人だけになります。
その結果、「会社全体を見ているのは社長一人だけ」になります。
社長一人で会社の先行きを考え、社長一人で事業を考え、
社長一人で社内のすべてを見渡し、社長一人ですべてを検討し、
社長一人で決定し、社長一人で組織全体を動かしていく―。
そんな状態が続いてしまえば、経営は疎かになり、
事業は必ず行き詰ってしまいます。
(続く…) 

 

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