
強みに焦点をあてる
弱みを意識して人事を行なうことは、組織本来の機能に背く。組織とは、強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』
強みに焦点をあてること
先日、大きな組織を率いる人事担当の経営幹部の方と3時間ほど懇談しました。その経営幹部の方が言うのは、「組織が人の欠点を見つける傾向が強く困っている」、「トップの好き嫌いで評価が決められる傾向がある」。そのような内部の悩みともいえる組織の課題についてお話しを伺いました。
人間は凸凹している生き物です。平な人は誰一人としていません。どこかに秀でているかどこかは秀でていない。それが人です。たとえば、プログラムには長けていても、人との意思疎通は長けていないなど、人は何らかの強みと何らかの弱みの両方を持ち合わせています。
人の弱みをクローズアップさせて修正しようと考えること自体がナンセンスです。その人の強みを探し、強みを見つけ、強みを使って成果をあげることが組織です。強みを使って成果をあげることで弱みがないかのようにすることが手段としての組織の目的です。

