
成功している企業
草創期は、企業は一人の人間の延長である。しかし、一人のトップマネジメントからトップマネジメントチームへの移行がなければ、企業は成長どころか存続もできない。成功している企業はトップの仕事はチームで行われている。
ピーター・ドラッカー『マネジメント』
経営の良し悪しを見る目安
ある一流銀行が行った調査
顧客企業の経営の良し悪しを見る目安はあるかー。ある一流銀行の調査部にそのような課題が与えられた。難題だった。利益率では目安にならなかった。原材料を食いつぶすことで数年ごまかせる。逆に、まったく利益をあげていなくとも、開発努力がいよいよ実り、驚異的な成功の直前であることがある。
まったく予想もしない目安を発見
その調査部では、数百にのぼる企業を調べた結果、ついに一つの目安を発見した。まったく予想もしないものだった。企業トップのの報酬 が、ナンバーツー、あるいはナンバースリー、ナンバーフォーの数倍になtっている会社は、マネジメントがかなり悪い。逆にトップマネジメントの最上四位、 五人の報酬があまり違わない企業は、マネジメント全体の仕事ぶりや士気が優れているものであることが多い。
調査部の答え
トップの二人か三人、典型的には社長、営業部長、経理課長がチームとしてCEOの仕事を行っている。中小企業においても、生まれたばかりの企業は別 として、一人トップではうまくいかない。つまるところ、CEO一人体制という考えは、経験的にもトップの仕事のニーズに反する。成功している企業では、そのような考えはとっていない。逆にそのような考えをとっている企業では、問題が生じている。
トップマネジメントチームの確立
トップマネジメントの仕事は、少なくとも四種類の人間であることを要求する。思考する人、行動する人、人間的な人、代表する人である。だか、これら四つの気質を併せ持つ者はあまりいない。

- 各担当分野の最終決定権をもつ
- 自らの担当以外の分野で意思決定してはならない
- 仲良くする必要はないが、攻撃しあってはならない。
- 委員会ではなくチームであり、リーダに率いられる。

