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月刊BOSS連載 ワンマン経営の限界!

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ワンマンによるマネジメントが失敗する前に、そのワンマン自身が、同僚と協力すること、人を信頼すること、さらには人に責任をもたせることを学ばなければならない。創業者は、付き人をもつスターではなく、チームのリーダーになることを学ばなければならない。
ピーター・ドラッカー 

BOSS 6月号 ドラッカーに学ぶこれからの経営 山下 淳一郎

 

私たち日本人は、予め一つの正解が用意された問題を解く学習に慣れ親しんできました。そして私たちは、物事には必ず答えがあると信じるようになりました。経営に「答え」はありません。あるのは経営者の「意思」です。だから「意思決定」というのです。しかし、経営を一人で仕切り続けていれば、その仕事の負荷に耐えられなくなるのは時間の問題です。仕事に追われるあまり、重要な仕事は後回しになり、やがて重要な仕事は行われなくなっていきます。会社の疾患とも言えるそのような慢性的な問題に気が付かずに、経営を進めている経営者は意外にも多くいます。そのような状況に陥る原因は、2つあります。

一つは、トップが自分の関心あるものだけに時間と労力を向けてしまうケースです。トップの仕事は多岐に渡ります。経営者の多元的な仕事を一人の人間が見切れるはずがありません。こうして取り組むべき重要な仕事が放っておかれるままとなり、ビジネスチャンスを逃してしまったことにも気が付かずに、再建のための問題解決に追われることになります。事業は苦境に陥りますが打つ手は残されています。もう一つは、トップが自分の得意とすることではない仕事に手を出してしまうケースです。どんな優れた人であっても、得意でないものはうまくいきません。その結果、本来得意とする仕事が疎かなってしまいます。そして、何年か経った時、そのとき必要な商品やサービスは考えられていない、組織もつくられていない、人材も育ってないといった状況を招いてしまいます。そうなったら打つ手はありません。

優れた理論を学んだからと言って、会社を発展させていけるかと言うと、残念ながらそうではありません。経営者一人ひとりの優れた知識を持ち寄って、それらをつなぎ合わせても、経営はうまくいきません。将来にわたって会社を発展させていくためには・・・
月刊BOSS6月号より一部抜粋

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