経営者は、自分は何に責任を持つかを徹底的に検討し、決定しなければならない。経営者の仕事は、会社の未来に責任を持ち、会社の未来に関わる意思決定をすることである。
ピーター・ドラッカー
ボードメンバーの全員が具体的な責任を持つ
会社が伸びるか伸びないかは、経営チームが「どのような内容」を「どのように決定」しているかで決まります。具体的に言うと、議題にすべきことを議題にし、議論すべきことを議論し、決定すべきことを決定しているかどうかです。車はハンドルとアクセルを適切に操作するからこそ安全な運転をすることができます。同じように、会社は適切なことを適切に決定するからこそ事業を繁栄させていくことができます。
何も決まらない経営会議を繰り返してしまうのは、ボードメンバーそれぞれが達成すべき具体的な責任を持っていないからです。ボードメンバーが責任を果たすために仕事にあたっていれば、次から次へと話し合わなければならないことが噴出し、決定を行わずにはいられないはずです。会議を効率を高める前にやらなければならないことは、「ボードメンバーの一人ひとりが達成すべき具体的な責任を明らかにすること」です。まさに、「経営者は、自分は何に責任を持つかを徹底的に検討し、決定しなければならない」、です。
一方、会議は役職の上下関係に気を使って意見を言いにくかったり、自分が担当する部門がうまくいっていないために発言しにくい空気があったり、理論武装が不十分だから発言を遠慮してしまったり、他の人からの反対意見を警戒してしまったりと、様々な理由で自由な発言しにくいのが現実です。第三者的な立場にある人間が進行役をつとめれば、全員の考えを引き出し、最適な意思決定を導き出すことができます。ぜひ弊社を経営会議の進行役としてご利用ください(笑)。