時間を記録にとり、その結果を毎月見ていかなければならない。
最低でも年二回ほど三、四週間継続して記録をとる必要がある。
記録を見て、日々のスケジュールを見直し、
組み替えていかなければならない。
ピーター・ドラッカー
認識と事実は違う
経営者は時間のない人です
経営者にとって時間はいくらあっても足りません。
少しの時間も無駄に使っていない。
次から次へとやらなければならない仕事がやってきます。
気が付くと、雑事をこなすことに精一杯になってしまいます。
こうして頑張っている割には成果が得られない
という状態に陥ってしまいます。
経営者であれば人間誰しも、そんな経験があると思います。
そんな状態に陥らないためにどうすればいいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
時間を記録にとり、その結果を毎月見ていかなければならない。
最低でも年二回ほど三、四週間継続して記録をとる必要がある。
記録を見て、日々のスケジュールを見直し、
組み替えていかなければならない。
ピーター・ドラッカー
これは、時間に対する認識の誤差を
直視するための取り組みです。
私自身、時間を記録にとり結果を検証しています。
「自分が使っていると認識している時間」と「
実際に自分が使っている時間」
に大きな違いがあります
「時間をどううまく使うが」の前に
「時間を何に当てるか」が大事ですよ。
時間をどんなにうまく使っても、
あてるべき仕事に時間を使わなければ
すべてが無駄になってしまいます。
わたしは研修の時には、あるシートを使い、
参加者に実際にやってもらうことにしています。
実際、自分が何にどれだけ時間を使っているのかを
直視すると例外なく皆様、驚かれます。
さらに成果をあげるために、時間の記録をとり、
その記録を見て、何に時間を使うかを
組み替えていくことを一度取り組んでみてください。
社長の時間の使い方の事例をいくつか、
『日本に来たドラッカー 初来日編』(山下淳一郎)で
詳しく紹介しています。
詳しくは、こちらでお読みになれます
著者 : ドラッカー専門のコンサルタント 山下 淳一郎
出版 : 同友館 1,800円(税別)
この世にあって何がしかの責任を担う者であるならば、
ドラッカーとは、いま読むべきものである。明日読むべきものである。
10年後、50年後、100年後にも読むべきものである。