あらゆる製品、あらゆるサービスが、常時、見直されなければならない。
多少の改善ではなく、根本からの見直しが必要である。
なぜなら、あらゆるものが、出来上がった途端に
陳腐化を始めているからである。
ピーター・ドラッカー
決めることが本来の仕事
経営を学ばれた方であれば、必ず耳にする言葉が分析です。
分析という言葉は難しく聞こえてしまいますが、
どんな状態なのかをはっきりさせるということです。
永遠に生き続ける商品はこの世にありません。
かつては、わが社を支えてくれた商品であっても、
いつかは伸びる力を失います。
しかし、長年愛してきたその商品の販売をやめるという決断は
簡単にできるものではありません。
人間はどうしても主観が入ります。
実はその主観が判断を誤らせてしまします。
ひとたび決定を間違えば、
会社を思いもよらない方向に導いてしまいます。
ゆえに、主観を入れずに客観的に事実を
把握することが絶対に重要なのです。
主観を入れずに客観的に事実を把握する、
その行為が分析です。
一方、「何のために」という目的を持たずして
どんなに物事を分析したとしても何も得られません。
分析そのものが仕事となり、物事を決めるという
本来の仕事を忘れてしまいがちです。
あらゆるサービスを見直していなければなりません。
さきほどお伝えしたとおり、あらゆるものが古くなっていくからです。
ドラッカーはこう言っています。
あらゆる製品、あらゆるサービスが、常時、見直されなければならない。
多少の改善ではなく、根本からの見直しが必要である。
なぜなら、あらゆるものが、出来上がった途端に
陳腐化を始めているからである。
ピーター・ドラッカー
事業の目的は、言うまでもなく、
お客様にお応えすることです。
強みを生かし、新しいことをに挑戦するために
古きを捨て去らねばなりません。
そのために、どんな情報が必要なのでしょうか?
会社の命運を担う経営チームが
適切な判断を行うために必要な情報は次の5つです。
1.強み:どんな成功をし、どんな失敗をしてきたか
2.商品:どんな商品が伸びていて、どんな商品が伸びていないのか
3.市場:どんな市場が伸びていて、どんな市場が伸びていないのか
4.経費:費用をかけているのに成果につながっていないものは何か
5.流通:商品がお客様に届くためのチャネルはどうなっているか
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。