決定を実りあるものにする方法は一つしかない。
八つの領域それぞれにおいて、測定すべきものを決定することである。
何を測定するかによって、注意を払うべきものが規定される。
目標が目に見える具体的なものになる。
ピーター・ドラッカー
事業存続8つの領域
既にある市場で既にあるお客さまのニーズに応える必要があります。
これが、1.マーケティングです。未来もまた、事業をうまくいかせるために、
新しい市場で新しいお客さまのニーズを創り出す必要があります。
これが、2.イノベーションです。このマーケティングとイノベーションは、
次に言う3つの資源に100%依存しています。
その資源が、3.ヒト(人的資源)、4.モノ(物的資源)、5.カネ(経済的資源)です。
この3つの資源は、売り払えるものを除けばすべて社会からお借りしていると言えます。
当然のことですが、従業員や会社の物や会社のお金を売ることなどできません。
それらは私物ではありません。自分の物でない以上、
無駄なく有効に機能させようというのが、6.生産性です。
どんなに、社会に良いものを提供しているからといって、
汚物を海に捨てて良いとか、工場付近の住民は工場の騒音に耐えるべきである、
などといった話はあり得ません。社会に迷惑をかけてはならない、
というのが、7.社会的責任です。これらの7つを考えてはじめて、
今後も事業をさらに良くしていくための蓄えとして、8.売上と利益が必要です。
- マーケティング (今日を成功するための目標)
- イノベーション (明日つくるための目標)
- ヒト (人的資源に必要な目標)
- モノ (物的資源に必要な目標)
- カネ (経済的資源に必要な目標)
- 生産性の向上 (に必要な目標)
- 社会的責任 (に必要な目標)
- 売上と利益 (適正な条件)
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー