昨日を捨てなければ、明日をつくることはできない。意識して体系的に廃棄をしないかぎり、組織は次から次へと仕事に追われる。行ってはならないこと、もはや行うべきでないことに資源を浪費する。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』
昨日を捨てて明日をつくる
事業とは、社会の問題を解決することです。当然、社会が変われば事業も変わらざるを得ません。自社の事業を考えるとき、現在と未来の二つの視点から見る必要があります。その理由は、前述のとおり、社会は常に変化している ものだからです。
ドラッカー教授は社会の変化について、5つのものをチェックする必要性を述べられています。そのうちもっとも重要なものが、人口の変 化です。人口の変化を重要視すべき理由は、その予測は間違いなく現実のものとしてあらわれるからです。
たとえば、高齢化社会が進む現在、若い方を対象とし たサービスであれば、市場が伸びると予測できません。つまり、「市場が縮小傾向にあるのであれば今後どうするか?」といったいま取り組む課題がはっきり 見えてきます。いま、この5つの視点で、経営陣の方々ととも、やめるべきことと行うべきことについて協議を進めています。
- 人口の変化
- 経済
- 流行
- 競合の動き
- 満たされていない欲求