すでにいる人材から より多くを引き出すことに全力を尽くさなければならない。人的資源からどれだけ引き出せるかによって組織の成果が決定する。上司たる者は、組織に対して、部下一人ひとりの強みを可能なかぎり生かす責任がある。
ピーター・ドラッカー『経営者の条件』
人的資源を最大限に生かす
働くの期待に応える
事業の成長の最重要課題が、「お客さまの期待に応えること」であるのに対し、人的資源を生かすには、「社員さんの期待に応えること」です。社員さんのことを「わが社の仕事を選んでくれている顧客」ととらえてください。それでは、具体的に何をどうすればいいのか。ヒト、モノ、カネは、経済学でいうところの資源の三大要素です。もう一つ時間という資源があります。
人的資源を生かす7つの視点
- 事業全体の目標達成をいかに方向づけるか
- 仕事の範囲と大きさはどのようにするか
- 責任と権限をどのようにするか
- 優れた仕事であるためにどうするか
- 働きがいのある仕事であるためにどうするか
- 評価・昇進、人事の決定はどうあるべきか
- 明日のリーダーを育成するために何をするべきか