マネジメントには、基本とすべきものがある。
しかしそれらの基本と原則は、それぞれの状況に応じて
適用していかねばならない。
基本と原則に反するものは例外なく時を経ず破綻する。
ピーター・ドラッカー
「ルールをつくらない」は大きな間違い!
どんな会社をつくり、どんな事業を提供するかは、
経営者ぞれぞれの考えです。
どんなマネジメントするかも経営者ぞれぞれの考えです。
不適切なマネジメントは会社の体力を削り取ります。
ゆえに、事業を繁栄させていくために、
最適なマネジメントを持つことは重要な課題です。
先日、あるCEOと懇談する機会がありました。
そのCEOは、”会社にルールをつくらない” という考えの持ち主でした。
会社は価値観の異なる人たちが同じ条件下のもと働く集団です。
何らかのルールを持たなければ業務は混乱します。
その混乱は働く人の目にはトップマネジメントの怠慢と映り、
働く人の意欲を破壊します。結果として、事業に大きな支障を及ぼします。
ドラッカーはこう言っています。
マネジメントには、基本とすべきものがある。
しかしそれらの基本と原則は、それぞれの状況に応じて
適用していかねばならない。
基本と原則に反するものは例外なく時を経ず破綻する。
ピーター・ドラッカー
ドラッカー教授が指摘されているように、
マネジメントには基本とすべきものがあります。
トップマネジメントを仕事とするCEOは、次の6つの仕事を担う存在です。
自分自身の流儀に縛られず、基本と原則を守れば、会社はよりうまく進みます。
1.組織のミッションを決める
- 自分たちの事業を追求す役割
- 目標を設定し、戦略と計画を作成する役割
- 明日のための意思決定する役割
- 成果に向けて人材と資金を配分する役割
2.基準を設定する
- 組織全体の規範を定める役割
- ビジョンと価値基準の設定
- 目的と実績との違いに取り組む役割
3.組織をつくり、それを維持する
- 組織の精神を定める
- 明日の人材を育成する
4.対外的な活動
- 顧客や取引先との関係づくり
- 組織全体の代表を発言する役目
5.公的行事への参加
- 夕食会の参加
- 儀礼的な役割
6.重大な危機に対する対応
- 大口顧客との問題への善処
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。