成果をあげるために特別の才能や、適性や訓練が必要なわけではない。
物事をなすべき者が成果をあげるには、いくつかの簡単なことを行うだけでよい。
成果をあげるには、生まれつきなものは何もない。
ピーター・ドラッカー
経営者は、FBI捜査官と同じ
経営者の多くは、成果をあげるために様々なことを学ばれています。
時にはその道を究めるかのような学び方をされている人をお見かけします。
胃の調子が悪いときは一から医学を学ぶよりも
医師の処方を受けた方がいいのと同じように、
専門家を使った方が良いということもあります。
FBIの捜査官は目撃者から犯人の顔を聞いたとしても、
似顔絵を描くスキルを持っていません。
さらに、容疑者の口調を聞いただけで真偽を聞き分ける特別なスキルも持っていません。
だからといって、FBIの捜査官が似顔絵を描くスキルを学びに行ったり、
ウソを見抜けるスキルを学ぶことに時間を使うのは賛成できません。
似顔絵を描く専門家や嘘を見抜く精神分析医など、
専門家の手を借りることによって、
FBIの捜査官はちゃんと成果をあげています。
経営者は、前述の例でいうFBI捜査官と同じです。
自社の事業においてはプロフェッショナルでなければなりませんが、
経営のすべてを習得しようとしたら一生の時間を費やしても、
足りるものではありません。トップの時間の使い方が、組織の命運を左右します。
その視点から、わたしは経営者に「成果に寄与する4つの実践」を提案しています。
- 必要なことだけを学ぶ (知らないことによる実害を回避するために)
- 学びを日常の仕事に組み込む (仕事の質を高めていくために)
- 専門性を持つことと専門家を使うことを使いわける (成果を生み出すために)
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。