経営者には、外部の人間の客観的なアドバイスが必要である。
意思決定について話し合い、耳を傾けることのできる相談相手を
必要とする。経営者の判断や強みを問題にできる外部の人間が
必要である。
ピーター・ドラッカー
他者の考えを自分の頭脳として活用する
1929年の大恐慌、多くの企業が一夜にして姿を消しました。
当時、法的な面から倒産した企業の事後処理を担当したのが、
マービン・バウワーという人でした。
彼は、その仕事に携わる中で、打つべき時に
打つべき手立てが打たれていれば、9割の企業は
存続できていたであろうと考えました。やがてその考えは、
経営者には外部からの支援が必要であるという確信となりました。
その後、マービン・バウワーは、
マッキンゼー・アンド・カンパニーという会社の
トップに就かれました。彼は、ドラッカー教授に
アドバイスを受けながら企業が外部にパートナーを持つ慣習をつくり、
マッキンゼー・アンド・カンパニーを世界を代表する
コンサルティングファームに育て上げていきました。
外部のパートナーを持つということは、
自分と異なる視点をもった専門家の考えを自分の頭脳として
活用するということです。それは、起こった問題に対する解決よりも、
望む未来を手に入れるために必要な行動に重点が置かれます。
結果として、それが事業の成長を加速させることにつながります。
常に急速な変化が起こる時代にあっては、
「起こった変化への対応」だけでは、
受け身となってしまい、事業は波のしぶきを
もろに受けてしまうことになります。
そうならないために、潮の流れを汲んだ舵取りをし、
「起こりうる変化を活用」していかねばなりません。
しかし、知識と実践の間には目には見えない大きな溝があります。
その架け橋になるのが、外部パートナーです。
ぜひ、自分と異なる視点をもった他者の考えを
自分の頭脳として活用する機会を持ってくださいね。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
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ピーター・ドラッカー
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