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従業員の働く目的を誇りあるものに

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組織の側に、情熱の炎を燃え続けさせる責任がある。仕事を労働にさせてはならない。「われわれが誇りとするものは何か」、「われわれはどのような素晴らしいことをしたか」を聞くことである。
ピーター・ドラッカー『非営利組織の経営』

経営理念は、従業員と分かち合えてこそ意味がある

 

経営理念の浸透は、言うまでもなく経営者の深刻な課題のひとつです。経営理念が浸透しない理由は、経営者が経営理念を本気で考えていないからです。こういうと、人の苦労も知らずにと叱られるかもしれませんが経営者が心の底から真剣に考えていることが伝わらないはずがありません。

会社案内の1ページ目に素晴らしい経営理念があっても、経営者の頭の中は「売上げを上げること」でいっぱいであったり、Webサイトに経営理念が書かれていても、経営者の心の中は「商品を買ってもらうこと」でいっぱいであったりすれば、その組織に経営理念は浸透しなくて当然です。

経営理念は、従業員一人ひとりと分かち合えてこそはじめて意味があります。「経営理念を浸透させる」ということは、「従業員の働く目的を誇りあるものにする」ということです。そうなるために、ぜひ次のことを行ってください。

  1. 仕事の成果を経営理念に対する貢献度合いにする。
  2. 「われわれはどのような素晴らしいことをしたか」成果発表の場を持つ。
  3. 経営理念に対する貢献を賞賛する。
  4. 経営者が「われわれが誇りとするものは何か」を伝え続ける。

 

 

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