創業者をはじめとする主な関係者の一人ひとりが、自らが得意とするもの、
ほかの人たちが得意とするものが何かを考えなければならない。
それぞれの強みに応じて、いずれの活動を担当すべきか、
いずれの活動に適しているかを考えなければならない。
ピーター・ドラッカー
事業の成長は新しい課題を生み出す
いつもお読みいただきありがとうございます。
飛ぶ鳥を落とす勢いで成長する企業もあれば、
急成長したかに見えて勢いを失ってしまう企業もあります。
どちらのトップも優秀であることに変わりありません。
では、その明暗を分かつものはいったい何でしょうか?。
急成長したあと勢いを失ってしまうその原因は何でしょうか?。
ドラッカーはこう言っています。
企業の成長がトップ一人でマネジメントできる限界を超えた結果である。
いまやトップのチームが必要である。
実際にはそのときすでに適切なチームがなければ手遅れである。
生き延びることで精いっぱいになる。たとえ生き延びたとしても、
不治の機能不全に陥るか少なくとも数年は出血が止まらない。
ピーター・ドラッカー
事業が軌道に乗れば、お客様も増え、従業員も増え、
商品・サービスも複雑になっていきます。気が付かないうちに、
事業を起ち上げた時と状況が変わっていきます。
トップ一人で仕切れていたものがうまくいかなくなったり、
目の行き届かない所が増えたり、後手に回るものが増えていきます。
これが、ドラッカーが教えてくれてる、
”企業の成長がトップ一人でマネジメントできる限界を超えた結果”、です。
会社は生き物ですから、「これまでこうやってうまくいったら
これからもそうやっていこう」は通用しません。
「これまでこうやってうまくいったが
状況が変わったから違うやり方で進めていこう」でなければなりません。
事実、成功しているベンチャー企業は、
ワンマン経営のよう見えても下記の4つのことをやっています。
さらに成長していくために、次の4つのことをお薦めします。
- トップが主要メンバーと事業について話し合っている。
- 主要メンバーそれぞれがお互いに得意とする分野を理解し合っている。
- 主要メンバーそれぞれが得意とする分野の責任者になっている。
- 主要メンバーそれぞれが事業に関する目標を持っている。