これら5つの質問は、正面から答えていくならば、
必ずや、各位のスキルと能力とコミットを深化させ、
あるいは向上させていくはずである。ビジョンを高め、
自らの手で未来を築いていくことを可能にするはずである。
ピーター・ドラッカー
未来を築いていくことを可能する
今日も「一時的な対処法」ではなく
「普遍的な基本と原則」をお伝えします。
私たちは学校で学問を学んできました。
定期的に行なわれるテストは、一生懸命勉強をすれば
誰もが良い点数を取ることができました。
私たちは、この経験から知識を身に付ければ
成果があがるという考えが染みついています。
スポーツは知識を身に付けただけで
成果をあげることはできませんし、
つらい腕立て伏せやきつい腹筋運動など、
様々なトレーニングが必要です。
経営も同じです。既にご周知のとおり、
経営は知識を身に付けただけで力は付きません。
本当の力を養うには、スポーツと同じように、
様々なトレーニングが必要です。
経営のトレーニングとは、事業の根本的なことについて
実際に検討し、実際に検討し、実際に話し合い、
実際に意思決定をし、実際に行なっていくということです。
では、具体的に何を検討し、何を話し合い、何を意思決定し、
何を行っていけばいいのでしょうか。
ドラッカー教授はこう言っています。
5つの質問は、正面から答えていくならば、
必ずや、各位のスキルと能力とコミットを深化させ、
あるいは向上させていくはずである。ビジョンを高め、
自らの手で未来を築いていくことを可能にするはずである。
ピーター・ドラッカー
事業の根本的なことについて実際に検討し、
実際に検討し、実際に話し合い、実際に意思決定をし、
実際に行なう、といったことを繰り返していくことによって
本当の力が養われます。
実際に取り組んではじめて自らの手で
未来を築いていく力が備わっていくのです。
この5つの質問は一人ではできません。
経営チームで取り組んではじめて成果が生まれますので、
必ず経営チームで取り組んでください。
それが、「会社の未来を築く5つの取り組み」です。
- 第1の質問 われわれのミッションは何か
- 第2の質問 われわれの顧客は誰か
- 第3の質問 顧客の価値は何か
- 第4の質問 われわれの成果は何か
- 第5の質問 われわれの計画は何か
(一つひとつの中に様々な問いがあります)