チームはシンプルではない。仲の良さで機能させることはできない。
好き嫌いは問題ではない。人間関係に関わりなく、
トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームが機能するには!?
今日は「経営チームが機能するには」
というテーマでお話しさせていただきます。
経営チームは畑違いの人間の総和で成り立ちます。
たとえば、商品開発、マーケティング、技術、財務、人事
といったように、異なる専門分野の人たちで構成されます。
専門分野が違えば「考え方」が違いますし、
職種が違えば「見ているもの」が違いますし、
役割が違えば「見えるもの」が違います。
担っている責任が違えば「ものの見方」が違います。
同じビルの中にいても1階から見える景色と
10階から見える景色が違うのと同じように、
同じ組織で同じ事業を進めていても、
チームのメンバーはそれぞれ「見えるもの」と
「見ているもの」がまったく違います。
ボードメンバーのミーティングでは、
お互い「見えているもの」、「見ているもの」が違うために、
話が噛み合わい状況になりがちです。
その結果、「僕はそう思わない」「私の考えは違う」
といった否定の言葉が出やすい場です。
私はいろいろな企業のボードメンバーのミーティングに
同席させていただいております。
実際、ボードメンバーが相反する場面は日常茶飯です。
意見の食い違いは、お互いの視野が広がるので価値があることです。
その一方、意見の食い違いが度重なると、
人間関係が壊れる火種までに発展することもあります。
チームとは、言葉は柔らかですが
言うほど簡単ではないのです。
では、経営チームはどんなことを押さえておかなければ、
ならないのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
トップマネジメントがチームとして機能するには、
いつくかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲の良さで機能させることはできない。
好き嫌いは問題ではない。人間関係に関わりなく、
トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
経営チームはあるだけでなく、
チームとして機能しなければならないのです。
事業の繁栄のために、経営チームをチームとして
機能させていってください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方
著 者 : ドラッカー専門の経営チームコンサルタント 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー