コミュニケーションで最も大切なことは、
相手の言わない本音の部分を聞くことである。
ピーター・ドラッカー
すべてはそこからはじまる
ドラッカーが言う様な西洋の考えは
日本のやり方に合わないのではないでしょうか?。
たまにそのような質問をいただくことがあります。
それは、質問というよりご意見ですね(笑)。
ここでは二つ申し上げたいと思います。
一つは、私はその人の考えを尊重します。
その人の考えを変えようなどど思っていません。
もう一つは、その考えが適切ではない場合は
補足をするようにしています。
適切ではないものを質さないことは、
職業上の倫理に欠けるからです。
その方に、西洋と日本の違いをどんな場面で感じるか
具体的に尋ねてみました。すると、その方から返ってきた答えは、
「西洋と日本はコミュニケーションが違う。
西洋はドライで、日本は以心伝心という文化がある。
だから、マネジメントが違うはずだ」、
というものでした。
ドラッカーはこう言っています。
マネジメントの課題そのものは、
文化や社会のいかんにかかわらず、不変である。
そこに出て来る状況や、挑戦や、
なすべき意思決定の基本的な性格なまったく同じである。
ピーター・ドラッカー
日本でさえ、地域によって文化が違います。
西洋と日本に違いがあって当然です。
一方、組織は人の集まりです。
たとえ地域や文化が違っても、組織が直面する問題、
人が抱える課題は同じです。
コミュニケーションの目的は価値を生み出すことで、
マネジメントの目的は成果をあげることです。
「コミュニケーションで最も大切なこと」は
相手の真意を理解するということです。
「マネジメントで大切なこと」は、
目的を明らかにすることです。
そこには、西洋も日本もありません。
相手の考えを理解し、成果をあげることに
努めてまいりましょう。
すべてはそこからはじまります。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
"理念を浸透したい"とお考えの社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。