会議は、懇親の場ではなく仕事の場としなければならない。
会議の生産性をあげるには、事前に目的を明らかにしておかなければならない。
目的が違えば、準備も成果も違うはずである。
ピーター・ドラッカー
経営会議は、懇親ではなく仕事
経営会議の内容や進め方に不満
- 「経営会議が各部門の責任者が報告するだけで、何も生まれない…。」
- 「経営会議が営業会議となってしまい、売上の額だけしか議題にあがらない…。」
- 「経営会議がだらだら意見交換するだけで、大事なことが何も決まらない…。」
- 「経営会議をなんのために行っているかわらかない…。」
これは、実際に、いろいろな社長から
お聞きした声です。私は、仕事上、
経営会議に同席させていただく機会が多くあります。
もちろん、機密保持契約書を交わしたうえで、です。
そして、約束事が一つあります。それは、会議中は、
会議の内容に口出しをしないという約束です。
経営会議を終えたあと、社長をはじめ役員の方々と、
経営会議の内容について懇談させていただきます。
多くの会社が経営会議の内容や進め方に不満をもっています。
では、どうすればいいのでしょうか?
目的を明らかにしておく
ドラッカーはこう言っています。
会議は、懇親の場ではなく仕事の場としなければならない。
会議の生産性をあげるには、事前に目的を
明らかにしておかなければならない。
目的が違えば、準備も成果も違うはずである。
ピーター・ドラッカー
ひと言に会議といっても様々です。
たとえば、連絡するだけの会議、
周知させるための会議、
意見を出させるための会議、
何かを決めるための会議、
それぞれ目的が違います。
たとえ、どんなにいい手法を取り入れても
、「何のためか」という目的が曖昧であれば、
何を話し合っているかさえ分からなくなってしまいます。
それは時間の浪費です。
会議3つのルール
世の中に、経営会議の手法は数多くあります。
経営会議の手法と言われるものの中には、
新入社員研修で習う会議のやり方を
そのまま経営会議のやり方として
語っているものもありますし、
プロジェクトマネジメントの手法を
経営会議に応用させたものもあります。
また、「いくら売上げをあげるか」
といった営業会議を
経営会議とすり替えているもあります。
このように、経営会議の手法と言っても、
その内容は玉石混合です。
ドラッカーは、会議のにはいくつかのルールが
あることを教えてくれています。
ぜひ、今日から実行してみてください。
- 第一のルールは、目的の明らかでない会議は開かない。
- 第二のルールは、出席者の数を減らす。
- 第三のルールは、会議の時間を短くする。
満員御礼、ありがとうございます