重要なのは目標である。そのため年に二回、
マネジメント・レターなるものを書かせている組織がある。
上司が目標とすべきものと、自らが目標とすべきものとを書く。
期待されていると思う水準を書く。
ピーター・ドラッカー
上司の耳を傾ける姿勢と、部下の声が伝わる仕組み
多くの企業が目標を掲げて
その達成に向けて日夜努力している。
1960年代までは、企業に目標をたてて
計画を立てるという習慣はなかった。
経営は、様々な研究が行われ、
様々な手法が開発され進化してきた。
その時流の中にあって、ややもすれば、
目標をたてることが目的となってしまう。
経営者が目標を設定し、つくった経営計画を社員に伝えても、
社員は目標の深い意図まで理解していないことが多い。
「決めたことを伝えること」と「決めるために考えさせること」は
まったく違う。ドラッカーは、自分の目標は自分で決めてもらい、
自分の仕事は自分で考えさせよと言う。
上から押し付けられた目標は達成したいと思わない。
しかし、自分で決めた目標は達成したいと思うのが人間だ。
また、上から押し付けられた仕事は言われた通りにやるしかない。
しかし、自分で考えた仕事はどんどん改善していける。
そのために、どうすればいいのだろうか。
ドラッカーはこう言っている。
重要なのは目標である。そのため年に二回、
マネジメント・レターなるものを書かせている組織がある。
上司が目標とすべきものと、自らが目標とすべきものとを書く。
期待されていると思う水準を書く。
ピーター・ドラッカー
御社のさらなる繁栄と、
あなたのさらなるご活躍のために、
次の3つのことを上司と部下が
共有された状態であっていただきたい。
- その目標をたてた真意は何か
- その目標を達成すると何か変わるのか
- その計画によって前年度と何が変わるのか。