正しい決定は、共通の理解と、対立する意見、
競合する選択肢をめぐる検討から生まれる。
ピーター・ドラッカー
問題の解決で成果は生まれない
経営会議で起こっていること
「目標」について議論をしている時、
いつの間にか「手段」にすり替わってしまうー。
「目標の設定」の議論をしている際、
いつの間にか「問題解決の方法」にすり替わってしまうー。
私は仕事上、いろいろな企業様の
経営会議に同席させて頂いています。
多くの企業様の経営会議ではそんなことが起こっています。
それは、目には見えない損失
これは能力の問題ではなく習慣の問題です。
しかし、これを改善しなければ、事業の舵取りを誤り、
会社が目指すべき旗印が立てられないまま事業が運営され、
気が付かないところで、事業は大きな機会損失を招いてしまいます。
目には見えない損失とは恐ろしいものです。
目には見えないがゆえに改善の手立てが起こらないからです。
その損失はどんどん大きくなります。
では、どうすればいいのでしょうか?
ドラッカーはこう言っています。
正しい決定は、共通の理解と、対立する意見、
競合する選択肢をめぐる検討から生まれる。
ピーター・ドラッカー
経営会議で避けたい3つのこと
経営会議に同席しながら、
会話の軌道修正をする役割をさせて頂いています。
「目標」について議論をしている時は「目標」から離れず、
「手段」」について議論する時は「手段」から離れず、
「問題解決の方法」を考える時は「問題解決の方法」から離れず、
議論していることは離れないよう、留意して進めてください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー