会議の生産性をあげるには、セルフコントロールを必要とする。
会議の目的を決め、それを守らなければならない。
目的を達したら直ちに閉会する。総括して閉会とする。
ピーター・ドラッカー
重要なことは「会議」ではなく「会議の目的」
コンサルティングをさせて頂いている企業がある。
現在、その企業様のトップマネジメントミーティングに
週1回出席している。
「会議は、懇親の場ではなく仕事の場としなければならない。
会議の生産性をあげるには、事前に目的を明らかに
しておかなければならない。目的が違えば、
準備も成果も違うはずである」
とドラッカーが言っているように、
必要な資料と同時に議題は予め用意される。
話し合いがスムーズに進み、用意した議題が決定に至れば、
トップマネジメントミーティングは
予定していた時間よりも早く閉会する。
ドラッカーは、会議のない組織が理想的だという。
開発部は商品やサービスを開発しなければならない。
制作部は商品を制作しなければならない。
営業部は商品やサービスを営業しに行かなければならない。
成果をあげるために、本来、会議をやっている余裕などない。
経営者は例外だ。経営者は経営しなければならない。
経営とは「成果をあげるべく組織全体を運営すること」である。
経営には原則があっても正解はない。正解がないがゆえに、
経営者は、考え(意思)を決め(決定)なければならない。
経営者の仕事は、”意思決定”で成果をあげることに尽きる。
ドラッカーはこう言っている。
トップマネジメントチームのメンバーは、
トップマネジメントチーム内の意思の疎通に
精力的に取り組むことを要求する。
ピーター・ドラッカー
事業の全体を見通して、適切な意思決定をするからには、
ドラッカーの言うとおり、充分な意思の疎通が絶対に不可欠だ。
ゆえに、経営者にとって会議は
なくすことのできない極めて重要な仕事である。
ひと言に会議と言ってもいろいろな会議がある。
情報共有するための会議、考えを確認し合うための会議、
何かを決定するための会議、それらはすべて必要だ。
重要なことは「会議を行うこと」ではなく「目的を果すこと」だ。
目的を果たすために、会議の生産性を上げなけれならない。
会議の生産性を上げるにはいくつかのルールがある。
ぜひ、その3つを実行して生産性を上げて頂きたい。
ドラッカーはこう言っている。
第一のルールは、目的の明らかでない会議は開かない。
第二のルールは、出席者の数を減らす。
第三のルールは、会議の時間を短くする。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
満員御礼、ありがとうございます