リーダーシップが発揮されるのは真摯さによってである。
範となるのも真摯さによってである。真摯さはごまかせない。
ともに働く者とくに部下には、上司が真摯であるかどうかは数週でわかる。
無能、無知、頼りなさ、態度の悪さには寛大かもしれない。
だが、真摯さの欠如は許さない。
ピーター・ドラッカー
社長の精神性ですべて決まる
パワハラ。
それは、ともて難しい問題です。
その上司は仕事ができない部下に
本当に苦しんでいるかもしれないからです。
どこからがパワハラで、
どこまでがパワハラなのかー。
相手がパワハラと思えばパワハラなのです。
会社はパワハラをそう定義しなければなりません。
そうでなければ、会社の健全性が
損なわれてしまうからです。
どんな人がパワハラに陥ってしまうのでしょうか。
それは優秀な人です。はじめから成果を
あげることができた人は、
「できない人がなぜできないのかがわからない」
ものです。
部下を導く力を持たないために、
結果としてパワハラに陥ってしまうのです。
パワハラをしている本人に悪意はなくとも、
パワハラは悪事です。
会社はそれを厳しく裁断しなければなりません。
そうでなければ、いい人材はいなくなり
事業は衰退してしまうからです。
どうすればもっとリーダーシップを発揮できるだろうかー。
役職を持ち、部下を持つ人であれば、
一度はそんなことを考えたことがあると思います。
社長の仕事はリーダーシップそのものですから、
社長であればなおさらのことでしょう。
また、彼を昇格させたいが本当に昇格させていいだろうか。
今これを読んでくださっている社長のあなたは、
そんな迷いに直面したことがあると思います。
人事の失敗は取り返しがつかないだけに迷いものです。
ドラッカーはこう言っています。
リーダーシップが発揮されるのは真摯さによってである。
範となるのも真摯さによってである。真摯さはごまかせない。
ピーター・ドラッカー
リーダーシップを発揮すために、
つい知識やスキルを
高めようとしてしまいがちですが、
リーダーシップは「知識の多さ」ではなく
「真摯さ」によって発揮されると
ドラッカーは言っています。
また、その人を昇格させるかどうかの判断基準は、
「部下がその人の仕事ぶりを真似するに値するかどうか」です。
さらに、ドラッカーはこう続けています。
「真摯さのない人を昇格させるような、会社も社長もを許さない。
ともに働く者とくに部下には、上司が真摯であるかどうかは数週でわかる。
無能、無知、頼りなさ、態度の悪さには寛大かもしれない。
だが、真摯さの欠如は許さない。」
真摯さのない人を昇格させるような会社は
社長に失望し、いい人材は辞めてしまいます。
会社の精神性は社長の精神性で決まります。
成長している会社は、経営者が成長しています。
そう心して、日々成長していく決意を新たにしました。
ありがとうございます。
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ドラッカー5つの質問 | 山下 淳一郎
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー