トップマネジメントの仕事
組織全体の繁栄と存続の責任を担う仕事です。
その仕事は、あまりにも多次元的なもので
あることから多様な能力と資質を必要とします。
そのような仕事の類から、ドラッカー教授の結論は、
トップマネジメントを複数人の仕事として形成し、
チームを編成するということです。
ドラッカーはこう言っています。
トップマネジメントの仕事とは、
一人による仕事ではなくチームによる仕事である。
トップマネジメントの役割が要求するざまざまな体質を、
一人で併せ持つことは不可能である。
しかも、一人ではこなしきれない量がある。
ピーター・ドラッカー
組織全体の繁栄と存続の責任を担う
トップマネジメントの仕事とは何か。
その仕事は次のようなものです。
組織全体の方針に関するもの
- 事業の目的を定める。
- 未来のあるべき姿を描く。
- 戦略を策定する。
- 経営計画をたてる。
- 管理者にプランを理解してもらう。
経済的資源に関するもの
- 通期予算を決める。
- 役員の報酬を決める。
- 社員の給与を決める。
- 社員の賞与を決める。
- 資金繰りを行う。
人的資源に関するもの
- 動機付けを行う。
- 社員を教育する。
- 人事制度を決める。
- 役職を決める。
- 採用人員を決める。
組織全体の運営に関するもの
- 社員の仕事を評価する。
- 資源を再配置する。
- 組織をつくる。
- 会議体を決める。
- 承認体制、社内ルールをつくる。
事業全体に関するもの
- 事業を点検し、軌道修正を行う。
- 既存事業を廃棄する意思決定を行う。
- 新規事業を考える。
- 新商品開発の意思決定を行う。
- 大口客からのクレーム対応する。
その他の諸々の活動
- 外部との人間関係づくり。
- 業界関係者との交際。
- 社員の冠婚葬祭に出席する。
- 幹部との意思疎通。
- 部門間の対立における仲裁。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 山下 淳一郎
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーをさらに知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。