企業にせよ、チームにせよ、シンプルで明快なミッションを必要とする。
ミッションがビジョンをもたらす。ビジョンがなければ事業とはなりえない。
人の群れがあるだけである。
ピーダー・ドラッカー
組織には行動の基となる根本的な考えが必要だから
多くの経営者が「経営理念を組織全体に浸透させたい」と願い、
頭を抱え、心を砕いています。「経営理念はなぜ必要なのか」。
このご質問は経営者ではない方からいただいたものです。
これから経営者になることを目指されているいう前提で、
経営理念が必要な理由についてお話させて頂きます。
経営者とは、「社員をもって組織運営を通じて事業を進める人のこと」です。
社会にはいろいろな人がいます。いろいろな考えがあります。
経営理念とは「行動の基となる根本的な考え」です。
組織は事業に対する「行動の基となる根本的な考え」を共有できなければ
バラバラになってしまいます。
組織は「行動の基となる根本的な考え」を共有できるからこそ団結できるのです。
では、共通の考えを共有するためにどうすればいいのでしょうか。
ドラッカー教授はこう言っています。
「企業にせよ、チームにせよ、シンプルで明快なミッションを必要とする。
ミッションがビジョンをもたらす。ビジョンがなければ事業とはなりえない。
人の群れがあるだけである」。
企業とは、「人に喜んでもらうために事業を提供する人の集まり」です。
人が集まるからには必要です。
事業を通じて何を成し遂げようとしているのかという目的がなければ、
人が集まっているだけで人に喜んでもらうものはなりません。
あなたが、社員さんを持たれ組織運営を通じて事業を進められる際には、
会社のミッション、会社のビジョンを共有していってください。