われわれの事業を知るための第一歩は、
「顧客は誰か」という問いを発することである。現実の顧客は誰か、
潜在的な顧客は誰か、顧客はどこにいるのか、顧客はいかに買うか、
顧客はいかに到達するか、を問うことである。
ピーター・ドラッカー『現代の経営』
お客さまになるために必要なことを考え抜く
どんな会社も、市場を独占していれば別ですが、
「まだお客さまになっていないお客さま」、
「これからお客さまになってくださるお客さま」がいます。
1979年7月、ソニーは外出先でも音楽を聴けるウォークマンという商品を開発しました。
外で音楽 を聴くというニーズは完全にできあがっていました。
2001年1月、アップルは音楽再生ソフトであるiTunesを開発しました
。アップルは、大胆にもライバル会社であるウィンドウズのユーザーへ
iTunesを無 料配布し、iTunesを通してアップルに親しんでもらい、
iPodの購入とウィンドウズ からMacへの乗り換えを促しました。
こうしてのちに、ウィンドウズユーザーは、
マックユーザーへと移り変わる現象が起き、
見事、アップルは、潜在的なお客さまをお客さまにすることに成功したのです。
ぜひ、潜在的なお客さまに御社の商品、サービスによって
もっともっと喜んで頂くためにも、お客さまになるために必要なことを考え抜き、
それを見つけてください。