「これをやればうまくいく!」はない
組織が成功するため、成長の段階に応じて
行うべきことが異なります。
ドラッカーはこう言っています。
なされるべきことを考えることが成功の秘訣である。
これを考えないならば、いかに有能であろうと
成果をあげることはできない。
ピーター・ドラッカー
経済学的に衰退期といわれるものがありますが、
そもそも組織を衰退させないのが
経営者の役目であり、論旨がそれることを回避するため、
ここでは、衰退期について触れずに
4つの成長段階についてお話しします。
創業期
「ミッション」に基づいて、「対象とする顧客」を絞り込み、
顧客に「顧客の価値」を提供していく。非顧客の声に注力し、
それを反映させ事業を進化させていく。
- ドラッカー5つの質問に徹底的に取り組む。
- 顧客の声と非顧客の声を実際に聞く。
- 顧客の声を事業に反映させる。
成長期
「マネジメントをチームで行う」体制を準備する。
それが、のちの事業の繁栄と組織の成長を決定付ける。
「経営計画」をもち事業を点検しながら進める。
- 営業強化のみ意識を奪われず、管理機能を構築する。
- 計画と現実の差異を確認し、成り行きを排除する。
- 1年先を見て資金調達の計画を立てる。
発展期
事業の成長が生む課題が発展の妨げとなる。
組織は一人でマネジメントできる規模を超えるため
「マネジメントをチームで行っている」状態であること。
- 社長の仕事を数人で取り組める活動に分解する。
- 責任と権限を分散させ、マネジメントをチームで進める。
- 既存事業を廃棄し、事業を再定義し、事業の変身に取り組む。
成熟期
事業の定義は陳腐化し、事業そのものが実効性を失う。
組織を存続させるために「事業を再定義」し、
事業を進化させることで「未来の顧客を創り出す」。
- 事業を見直し、事業を再定義する。
- 既存の市場は縮小するため、新たな市場をつくりだす。
- 既存の商品を廃棄し、新たな価値をつくり出す。
詳しくは、こちらでお読みになれます
著 者 : 山下 淳一郎
出版社 : 同友館 1,600円(税別)
トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。
チームはシンプルではない。仲のよさで機能させることはできない。好き嫌いは問題ではない。
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
会社を改革したい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。
「ドラッカーのセミナー」を見る