自分たちは何者であるかをはっきりさせる
社会の影響を受けない企業はありません。
わたしたちは、動的な社会の中に存在しています。
社会が変化すれば、当然いま行っている事業は古くなります。
社会は変化が常態であるがゆえに、
事業は時々刻々と古くものになっていきます。
組織は常に進化していくことを強いられています。
現在行っていることが過去と同じであれば、
その組織は繁栄することができません。
逆に、現在行っていることが、
昨日とそれと異なる組織だけが成長する機会を手にします。
ドラッカーはこう言っています。
事業の定義なしに適切に行うことはできない。
事業の定義なくしては、資源のばらまきに終わるのが関の山である。
事業を点検し、修正していくこともできない。
期待と成果を照合できないことは資源の投入の変更も不可能である。
ピーター・ドラッカー
ドラッカー教授は、事業を新しい次元に進化させていくためには
、事業の定義が必要であることを教えてくれています。
そうでなければ、事業を点検することも、
事業を軌道修正させていくこともできないと断言されています。
また、「事業の定義が明確に理解されないかぎり、
いかなる企業いえども
成り行きに左右されることとなる」と指摘されています。
自分たちが得たいと考えている期待と
いま自分たちがあげている成果を確認することができなければ、
当然、貴重な資源は、成果があがるものに向けられず、
結果として、成果をあげる力を失い、組織は衰退してしまいます。
事業を常時点検し、成果をあげるべく
軌道修正していくためにも
事業の定義が必要なのです。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーを正しく理解したい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。