組織全体の目標を従業員にはっきりと示す
会社の目標とは、
「今期と違う来期をありありと描かれた旗印」です。
ところが、多くの企業様の目標は「売上」だけになっています。
これでは、人も組織も死んでしまいます。
なぜなら、経営者の思いが何も伝わらないからです。
また、部門の目標とは「会社全体の目標達成につながるもの」です。
ところが、多くの部門目標は、会社の目標を考えずに立てられています。
働く人は目標の意味がわからず、組織は死んでしまいます。
なぜなら、人は意味のない事に力を注ぐことはできないからです。
こうなると、個人の目標も「会社の目標に向けられた何か」ではなく
「能力を高めることだけのもの」になってしまいます。
もはや会社は、会社の力を発揮されなくなります。
目標はあるもの目標に向けられた仕事はなされず、
今までと同じことを、今までと同じようにやり続ける状態に
陥ってしまいます。では、どうすればいいのでしょうか。
ドラッカーはこう言っています。
事業の定義は、目標に翻訳しなければならない。
そのままではせっかくの定義も、
決して実現されることのない洞察、よき意図、よき警告に終わる。
目標とは、具体的な目標である。抽象的であってはならない。
ピーター・ドラッカー
事業の定義とは、噛み砕いていえば、
経営理念、ミッションのことです。
会社の具体的な目標とは、
「何のために、何年何月何日、どんな姿になるのか」
を明らかにするということです。
会社の力を120%生かすために、
経営目標は、経営理念、ミッションからスタートしたものです。
会社会社の目標が最終的に一人ひとりの具体的な目標に翻訳されて
はじめて従業員はもてる力を発揮することができます。
まずは、経営者が会社全体の目標を
決めるところからスタートしてください。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問 山下 淳一郎
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
経営目標の立て方を知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。