人の配置にベストをつくさなければならない。みながそれぞれの強みを発揮できるように配置しなければならない。そうして初めて成果を要求することができる。
ピーター・ドラッカー
成果を求める前に行うこと
いつもお読みいただきありがとうございます。職務規定はそうそう変わりませんが、仕事の内容は状況に応じて変わっていきます。社会の変化、市場の変化、顧客の変化によって、ある日突然変わることもあります。
たとえば、指揮官の職務は、部隊を指揮することで、戦国時代から変わりません。しかし、指揮官の仕事は、平時に新兵の訓練をするであっても、戦時になれば戦場で指揮することが仕事になります。同じように、住職の職務も鎌倉時代からほとんど変わりません。しかし、その仕事の内容は、施設の事情や檀家の状況に応じて目まぐるしく変わってきました。
つまり、仕事の内容が変われば、それにふさわしい人材のタイプも変わるということです。仕事の内容をよく分析すれば、その仕事に必要な能力とその仕事で強みを発揮できる人材を結びつける事が可能になります。リーダーは、人を活かすために、仕事の内容と人の適性の両面を深く理解する必要があります。現在、某企業で、ワークシートを使ってひとつひとつの職務内容を分析する支援をしています。