もちろん問題を放っておくわけにはいかない。隠しておけというわけではない。しかし、問題の処理では、いかにそれが重大なものであろうとも成果がもたらされるわけではない。損害を防ぐだけである。成果は機会から生まれる。
ピーター・ドラッカー
新たな機会に焦点を合せる
問題解決というこの言葉は、長年のビジネスの主のような存在になってますね。私たちは、つい今の問題を解決すればいい結果が生れると信じてしまいます。問題解決は成果をあげる妨げをなくすだけものです。問題を解決したからといって、勝手にいい結果が生れてくるわけではありませんよね。問題解決はマイナスの状態をゼロの状態にするだけですものね。成果をあげるためにどうすればいいのでしょうか?。
ドラッカー教授はこう言っています。「もちろん問題を放っておくわけにはいかない。隠しておけというわけではない。しかし、問題の処理では、いかにそれが重大なものであろうとも成果がもたらされるわけではない。損害を防ぐだけである。成果は機会から生まれる。」問題解決は、問題解決として対応するとして、成果はあくまでも時間と労力を機会に向けた時に生まれるものです。
戦後、日本がすごい勢いで経済を成長させ、経済大国となりました。それは、問題を解決したからではなく機会に焦点を合せ、新しいものを創り出していったからです。事業機会を自ら創り出していったからです。新たな機会に焦点を合わせて、新しい価値を創り出してまいりましょう。