予期せぬ成功ほど、イノベーションの機会となるものはない。
これほどリスクが小さく、苦労の少ないイノベーションはない。
しかるに、予期せぬ成功はほとんどが無視される。
困ったことには、存在さえ否定される。
ピーター・ドラッカー『イノベーションと起業家精神』
それが、イノベーションの機会
社長 : 山下さん、このご時勢、120%の伸びなんですよ。
山下 : すごいですね。
社長 : ありがたい限りです。
山下 : それはそうしようと取り組んでそうなったのですか?
社長 : ・・・・・・・。
社長 : 実は・・・、たまたまなんですよ・・・。
たまたま、120%伸びた―。結果はさておき、
「考えていたことと起ったことに差分がある」ことは確かです。
放置していたら、いい結果を生み出すための再現性さえ失い、
せっかくの機会をみすみす逃してしまいます。
まさに、「予期せぬ成功はほとんどが無視される」、です。
経営に、「予期せぬ嬉しい知らせ」も
「予期せぬ悲しい知らせ」もあってはなりませんが、
「予期せぬ成功」と「予期せぬ失敗」は、起るのが現実です。
成り行き任せにならないために、
考えていたことと起ったことの差分に
どんな意味があるのかを考えるべきです。
いま、その社長さんの会社は、
- 「120%の伸び」は、どのような兆候か?
- 「120%の伸び」による今後の見通しは?
- 「120%の伸び」、はどのような影響が予測されるか
- 「120%の伸び」という機会に対してどのような行動を起こすべきか?
といった視点で、
「きわめてリスクが小さく、苦労の少ない進化」について熟考しています。
必ず、御社にもあるはずです。無視されている成功が・・・。