われわれの事業を知るための第一歩は、「顧客は誰か」という問いを発することである。現実の顧客は誰か、潜在的な顧客は誰か、顧客はどこにいるのか、顧客はいかに買うか、顧客はいかに到達するか、を問うことである。
ピーター・ドラッカー『現代の経営』
顧客は誰かをあらためて定義する
ことで見えていなかったものが
見えくることが多くあります。
見えていなかったものが見えたことで、
事業を新しい次元に進化させることに成功し、
顧客を飛躍的に拡大した例は枚挙に暇がありません。
たとえば、わたしたちがよく知っているアスクルは、
顧客を「30人以下の小規模事業所」と定めました。
そのことで、「多頻度小口配送サービス」という事業コンセプトが生まれ、
新たな市場を生み出しました。結果、文具メーカーから始まったその事業は、
今日では、オフィスに必要なものお届けする「流通事業者」となりました。
多頻度小口配送サービス
また、任天堂の「Wii」は、顧客を「家族」と定義したことで、
家族の誰もが楽しめる家庭用ゲーム機を開発し、
新たな顧客を生み出しました。顧客になっていない顧客を
顧客を定義し、その顧客を顧客にするために何が必要を考え、
誰もが感覚的に操作できるリモコンが開発されました。
現実、ゲームを家族で楽しまれるようになったことは、
あえて言うまでもありません。
ゲームを楽しむ家族
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ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーの話を聞きたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
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