一人のトップマネジメントからトップマネジメントチームへの
移行がなければ、企業は成長どころか存続もできない。
成功している企業のトップの仕事は、チームで行われている。
ピーター・ドラッカー
ミッションが事業の成長の第一歩
事業で重要なことは最大化ではなく最適化です。
しかし、事業が成長しないことは経営者として
向かい合うべき重要な問題の一つです。
会社は、ワンマンで経営を行っている以上、
ある一定のところで成長は止まります。
事実、成長している会社は例外なく経営をチームで進めています。
ソニーは井深大氏と盛田昭夫氏。
キャノンは御手洗毅氏と川口氏。
ホンダは本田宗一郎氏と藤沢武夫氏。
戦後、急成長したホンダは
4度の経営危機に遭遇しますが、
危機を乗り切ったのは常に藤沢武夫氏の
勇気ある舵取りによるものでした。
このように、それそれがそれそれの役割
を果たすことによってはじめて事業を
成長させていくことができます。
また、創業期には運命的とも思える出会いがあり、
盟友と言える仲間とともに対等な立場で
経営を進めてこられています。
なぜ成長してきた会社はそのような出会いに
恵まれたのでしょうか。
本田宗一郎氏は、”自分はモノづくりがしたい。
マネジメントをやってくれる人が必要だ。そ
んな人がいたら教えてほしい”ということを発信していました。
つまり、「自分がしたいこと」と「自分に必要なもの」を
はっきり伝えていたわけです。
事実、本田宗一郎氏と藤沢武夫氏を引き合わせる人があって
本田宗一郎氏と藤沢武夫氏は出会っています。
出会いは、ミッションを発信することによって
それに賛同する人がそこに現れるという事象と言えます。
出会いとは、神の采配ではなく、
強い意思に基づく「呼」と「応」が相まって生じるものです。
同じミッションのもと、それぞれが得意とするものを
発揮するとき事業は成長する力を持つに至ります。
ゆえに、ミッションを持つことが、
事業の成長の第一歩と言えるのです。
ドラッカーはこう言っています。
一人のトップマネジメントからトップマネジメントチームへの
移行がなければ、企業は成長どころか存続もできない。
成功している企業のトップの仕事は、チームで行われている。
ピーター・ドラッカー
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
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基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
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