組織の焦点を使命に合わせ、戦略を定め、実行し、
目標とすべき成果を明らかにする人間が必要である。
このマネジメントには大きな力が付与される。
しかし、知識組織におけるマネジメントの仕事は、
指揮命令ではない。方向づけである。
ピーター・ドラッカー
ドラッカー教授は、処女作『経済人の終わり』で、
人間を人間以下にさえするかのような人間不在の権力に対し、
真っ向から否定する立場を明確にされました。
そのうえで、社会の正統性と秩序をもたらす何かが必要であり、
その胎動は既に観られるとされました。
『産業人の未来』において、
前作で述べられた社会の正統性と秩序の実在を
「組織社会」であるとされました。ドラッカー教授は、
組織社会の到来を予見し健全な組織社会であるために
必要なものに関心を注がれました。
その社会愛に満ちたドラッカー教授の強い関心は、
ドラッカー教授ご自身を、マネジメントに導かれました。
資本主義の次の社会である、ポスト資本主義社会は、
「知識が資本となり、その知識は異なる知識と
結合してはじめて価値を発揮する」がゆえに、
社会は、まさに、組織から構成される社会です。
ドラッカー教授は、「その知識と組織の2つは
相互依存の関係にある」ことを
主張されつつ、社会の主体者として生きるわたしたち人間が
「それを認識する必要がある」ことをドラッカー教授は、
教えてくれている気がします。
それでは、何を認識するのか。
それは、「表面的な方法論ではなく根本的な原理原則の必要性」です。
それは、「教わるものではなく学ぶもの」としての対象であり、
従来の授業的のような研修で得ることができるものでなくなりました。
いま、現存するさまざまな、経営のあり方、仕方、人材育成、学習方法、
組織の在り方、組織運営などなど・・・、
多くのものが、「社会の変化に応じた進化」を求められています。
そのような変化の時代にあって、
「どのような方向づけをしているか?」
常に問い続けたいものですね。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方 | 山下 淳一郎
人間関係に関わりなく、トップマネジメントはチームとして機能しなければならない。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーをさらに知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
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