人材の配置が期待した結果を生まなかったとき、
明らかなことは意思決定が間違っていたということである。
あるいは、意思決定の方法が間違っていたということである。
昇進の失敗を昇進させられた者の責任にしてはならない。
投資の失敗を投下した資金の責任にするようなものである。
ピーター・ドラッカー
ウィドウメーカー
今日は人事に課題を抱えるCEOと懇談でした。
任命する責任者が、悉く失敗するという状況から、
人事の改善に力を入れていました。
必ず失敗を招くものがあります。
それは19世紀ある造船業者が
2回続けて大きな事故を起こしました。
その事故によって多くの船乗りが亡くなりました。
その造船業者は、船乗りの奥さんを
ウィドウ(未亡人)にしたことから、
「ウィドウ・メーカー」と言われました。
ビジネスにおける「ウィドウメーカー」とは、
"そこに配属された優秀な人を
2度続けて潰してしまうポジション"のことです。
このようなポジションは、
たとえ3人目の人がどんなに優秀であったとしても、
間違いなくそこに配属された人は潰れてしまいます。
このケースが100%失敗する人事の決定です。
その解決策はひとつです。それはそのポジションを廃止し、
業務の見直しと組織の再編を行うことです。
ウィドウメーカーは、社会が急激に変化するときに
現れると言われます。
もしかすると、現在の総理大臣のポストも
ウィドウ・メーカーなのかもしれません。
様々な角度から検証を行った結果、「人事の改善」をするのではなく、
「業務の見直しと組織の再編」に着手することにいたしました。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
"社員の意欲を高めたい"とお考えの社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
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