成果は自動的に生まれるものではない。
ハウツーによって簡単にできることではない。
試行錯誤で得られるものでもない。成果をあげるのは、
適切なことを適切に行うための意思決定の能力が必要である。
ピーター・ドラッカー
お客さまのことについて徹底的に議論する
経営幹部の方はたいてい事業部の責任者を兼任されています。
ゆえに、経営会議は部門長による営業会議になりがちです。
経営会議がそれでいいはずがありません。
本日は、本年の仕事おさめでした。長年お付き合いさせて頂いている、
ある企業で経営会議の進行役をさせて頂きました。
こちらの会社では、常に経営で一番大事なお客さまのことについて
徹底的に議論するものでした。
1.顧客の種類
入金してくれるお客さまだけがお客さまではありません。
常に複数の異なるお客さまがいます。
それぞれのお客さまへのあるべき対応を理解することによって
事業を高めていくことが可能になります。
- 購入決定者に対して、どうあるべきか。
- 支払者に対して、どうあるべきか。
- 使用者に対して、どうあるべきか。
- 協力者に対して、どうあるべきか。
- 支援者に対して、どうあるべきか。
2.顧客を知る
お客さまはどこにいるのか、お客さまはどのようにわが社のサービスを知るのか、
お客さまはどこで情報を入手されるのか、お客さまはどのようにして購入されるか、
を知れば提供方法が見えてきます。
- 顧客はどこにいるか。
- 顧客はいかに到達するか。
- 顧客はどこで購入するか。
- 顧客はいかに購入するか。
3.非顧客を理解する
市場に影響をもたらすのは、どんなに市場を独占していても
お客さまよりもお客さまでないところで起こる変化です。
ゆえに、成果をあげ続けていくためには
お客さまでない人のことを理解することが必須です。
- 非顧客は、誰か。
- 非顧客は、どのような人か。
- 非顧客は、他社から何をやっているのか。
- 非顧客は、なぜ非顧客のままでいるのか。
満員御礼、ありがとうございます