人事は、組織の目標を達成するために、社会から人という
尊厳あるかけがえのない存在を預かる。
そして組織は成果をあげ社会に貢献するだけではなく、
組織で働く人たちに生き生きと成果をあげさせることによって
自己実現と成長の機会を与えなければならない。
ピーター・ドラッカー
連載「強い組織を作る!配属・異動のルール」
第1回 組織内で最も重要な決定は「人事」
組織は価値観の異なる人間が同じ条件の下で働く集団です。
複数の人々が、共通目的のもとに一つの集団として
力を発揮するためにどうすればいいのか。
組織の最小単位である「人」に鍵があります。
本来、組織の目的は人の優れた点を生かして
成果を挙げることです。決して人の至らない点を
再教育することではないはずです。
人事担当者の役割は、よい人材を採用し、
今いる人材に成果を挙げてもらい、
今いる人材を育成していくことによって、
組織を繁栄に導くことです。
人事担当者の采配によって、明日の組織が左右されます。
そのような視点から、人事担当者の仕事は、
“どれだけ適所に適材を配置するかにかかっている”
といっても過言ではありません。
この連載では5回にわたって、
強い組織を作るために人材の配属や異動について、
どのように取り組めばよいのか、それらのノウハウを
具体的な事例を交えながらお伝えしてまいります。(一部紹介)
人材を育成したい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。