
上司も人である。人であれば強みとともに弱みをもつ。
上司の強みを強調し、上司が得意なことを行えるようにすることに
よってのみ、部下たる者も成果をあげることができる。
ピーター・ドラッカー
上司の成果をあげる7つの秘訣
元国営の大手企業の管理職者を対象にドラッカーマネジメントの研修を行いました。上司をもたない人はごくわずかです。働くほとんどの人が上司を持っています。本日の研修では、上司とさらに信頼関係をつくり、上司の強みを生かすために行動し、組織で成果をあげるために必要な7つのポイントについて取り扱いました。
上司は部下が成果をあげるために支援する責任を持っています。同時に、部下も上司が成果をあげるために支援する責任を持っています。ゆえに上司にとって、しっくりいくやり方、結果を出しやすい進め方を知り、上司を支援していくことが部下の仕事でもあります。結果として、それが部下の方にとっても自分が仕事をしやすい状況をつくり出すことにつながるのです。
しばしば「報告は結論は行うことが良い」といった研修を見かけることがあります。しかし「報告は経緯から聞きたい」という人もいるのが現実です。人間を無視して「正しいやり方はこれである」などというのはまったくもってナンセンスです。「報告は結論は行うことが良い」といった類の研修は賛成できません。上司が好む行動、上司の習慣を理解し、そこから自分の仕事を組み立てていってください。
- 上司リストをつくる
- 上司にアドバイスを受ける
- 上司にリクエストをする
- 上司の強みを生かす
- 上司への報告を怠らない
- 上司を不意打ちに遭遇させない
- 上司が変わったらやり方を変える