汝自身を知れという昔からの知恵ある処方は、
悲しい性の人間にとっては、不可能なほどに困難である。
だが、その気があるかぎり、汝の時間を知れという命題には、
誰でも従うことができる。その結果、誰でも貢献と成果への道
を歩むことができる。
ピーター・ドラッカー
仕事の生産性を高める具体的な方法
本日は、元国営の大手企業の管理職向けにドラッカーマネジメントの研修を行いました。すべての組織は、さまざまな課題を抱えながら仕事を進めています。課題に「応戦」しながらも、容赦なく新しい仕事が次から次へと出てきます。しかし、いままで行ってきた既存の仕事に時間がとられ、新しく行うべき仕事に「挑戦」できないのが現実です。組織は「相変わらず」の状態に置かれたままになります。
前述のように、新しい仕事に十分な時間を充当できないのが現実です。思い描く理想が自動的に起こってくれるわけではありません。ゆえに、その鉄鎖から解放されるための手立てが必要です。その手立てとは、現在の仕事を減らし、新しい仕事に費やす時間をつくる取り組みです。
次の4つの手順を取り組むことによって、「応戦」から抜け出し、「挑戦」を試みることが可能になります。 それは、1.新たに行うべき仕事を明らかにし、2.いま何にどれくらい時間を使っているか明らかにし 、3.変える仕事 、やめる仕事、任す仕事を決めることで、新しい仕事に費やせる時間をつくることができます。その結果、4.成果をあげるための仕事に時間を費やすことが可能になります。(シートを使って取り組んで頂きました)
- 新たに行うべき仕事は何か
- いま何にどれくらい時間を使っているのか
- 変える仕事 、やめる仕事、任す仕事
- 自分の仕事を再設計する