トップマネジメントの仕事とは一人による仕事ではなく
チームによる仕事である。トップマネジメントの役割が
要求するざまざまな体質を、一人で併せ持つことは不可能である。
しかも一人ではこなしきれない量がある。
ピーター・ドラッカー
自分に100%責任があると全員が言うチーム
今日は、クライアントのトップマネジメントチーム会議に
出席しました。ここに一人のお子さんをもった夫婦がいるとします。
仮に、お父さんの役割は仕事をすることであり、
お母さんの役割は子供にミルクをあげることだとします。
たとえばお母さんが体調を崩し、子供にミルクをあげることが
できなくなったとしても、お父さんはなんとかします。
これは、子供を育てるという共通の目標に対して
お互いが100%の責任を持っている状態です。
ところが、異なる部門で構成される組織になると、
"それはわたしの仕事ではない"、
"わたしの仕事に口を出すな"的なことが
当たり前のように起っています。
トップマネジメントチームは異なる部門で
構成される集合体のことではありません。
トップマネジメントチームの仕事は、
一人ではできない質と量のトップの仕事を
複数人で分担して行う仕事です。
つまり、会社の目標に対する責任は、
チーム一人ひとりが100%責任を持っているのです。
「全員に100%責任があると全員が言うチーム」と
「自分に100%責任があると全員が言うチーム」。
後者が、トップマネジメントチームです。
あなたの責任は何%ですか?。
ドラッカーをもっと知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。