政府は、相も変わらず失敗したプログラムを手直ししている。その挙句、プログラム自体に悪いところはなく、手続きを変えれば事態を改善できるとしている。
ピーター・ドラッカー『断絶の時代』
いままでと異なる結果を生み出すために
かつて、政府に任せれば大丈夫であると信じることができ、必要なことは政府に任せてた時代がありました。今日、政府に対する大きな不信が噴出していることは誰もが知るところです。既に政府に対するわたしたちの姿勢は大きく変わりました。
一方で、長い間持ち続けていた思考習慣が一夜にして変わることはごく稀です。わたしたちは、いまだ諸般の課題を政府に期待しています。政府の行っていることが仮に全力であったとしても、行っている内容が単なる微修正に過ぎないものであれば、大きな成果を期待することはできません。
マネジメントも、全力で行っていたとしても、行っていることが単なる微修正に過ぎなければ、そこに大きな成果は期待できません。 いままでと異なる結果を生み出すためには、やめるにやめられない業務を廃棄していく必要があります。やめるにやめられない業務。「それは、御社にとって廃棄すべき業務」、です。