する必要のない仕事、時間の浪費である仕事を見つけ、
捨てなければならない。すべての仕事についてまったくしなかったなら
ば何が起こるかを考えればよい。何も起こらないが
答えであるならばその仕事はただちにやめるべきである。
ピーター・ドラッカー
価値ある目的を共有し、あげるべき成果を明らかに
先日、日本有数の編集者とお話させて頂く機会を頂き、
次のようなテーマで盛り上がりました。
「労働」という言葉はもともと日本にありませんでした。
「労働」とは西洋から輸入された考え方で、
「奴隷の生産性を上げることだけを目的としたもの」です
。日本の文化になかったその考え方を無理矢理、
日本語にしようとして、明治維新のあとに
造語として生まれたのが、「労働」という言葉です。
ぼーっとする時間。得てして
「いいものが生れるのはそのような時間」です。
ぼーっとする時間はけっして無駄な時間でも、
いけない時間でも、やめるべき時間でもありません。
それに反して人間を工作機械のように見立てて
(というより奴隷のように見立てて)、
会社が儲けるために短い期間で結果を求める風潮が培われてきました。
まさに「奴隷の生産性を上げることだけを目的としたもの」に
近づいていってしまったのです。
価値ある目的を共有し、あげるべき成果を明らかにすれば、
働く一人ひとりは「仕事の内容を決めることができる」はずです。
管理という名のもとに、人をガチガチに支配しようとすることこそ、
「その仕事はただちにやめるべきである」と言えるのではないでしょうか。
詳しくは、こちらでお読みになれます
ドラッカー5つの質問
著 者 :山下 淳一郎
出版社 :あさ出版 1,300円(税別)
成功を収めている企業は、「われわれの事業は何か」を問い、
その問いに対する答えを考え、明確にすることによって
成功がもたらされている。
ピーター・ドラッカー
ドラッカーをもっと知りたい社長様へ
基本と原則に反する者は例外なく破綻する。
ピーター・ドラッカー
今以上に事業を伸ばしていくためには基本と原則は不可欠です。
さらなる発展のために、ドラッカーを学びましょう。