経営者には、外部の人間の客観的なアドバイスが必要である。
意思決定について話し合い、耳を傾けることのできる相談相手を
必要とする。 ただしそのような人間は社内ではめったに見つからない。
経営者の判断や強みを問題にできる外部の人間が必要である。
ピーター・ドラッカー
某銀行の頭取からこんな質問を頂きました
コンサルティングと研修の違いは何ですか?。某銀行の頭取からそんな質問を頂きました。事実、研修を実施することでコンサルティングと称しているコンサルティング会社もあります。コンサルティングと研修の違いをたとえて言うと、「野球をする」と「野球のルールを知る」、「海で泳ぐ」と「泳ぎ方を知る」、「外人と会話する」と「英語を学ぶ」、「患者を治療する」と「医学を学ぶ」、と言った違いです。
コンサルは、御社に必要な経営課題に沿った「支援」です。経営者の仕事は意思決定することですから、意思決定、行動決定、目標決定を行います。具体的な課題を取り組み、検討と意思決定の積み重ねによって、「〇〇が良くなった」という変化が生れます。それに対して、研修は、いわゆるプログラムに沿った「学習」です。研修は学ぶ場ですから、意思決定、行動決定、目標決定は何も行いません。用意されたものを学び、気づきと発見の積み重ねによって、「理解が深まった」という知識が得られます。
どちらがいいか悪いかではなく、目的によります。つまり、「得たいもの」によってふさわしいものが決まります。「現状を変えたい」とお考えの場合は、コンサルがおススメです。「方法論や知識」を身に付けたい場合は、研修がおススメです。コンサルティングと研修は、まったく別のものなのです。「コンサルティングと研修の違いは何ですか?」というご質問に対して、このようにお話したら、某銀行の頭取にわかって頂けました。
研修(例)
|
コンサルティング(例)
|
---|