摩擦のほとんどは、相手の仕事、その仕事の仕方、目標、
価値観を知らないことに原因がある。
そしてその原因は、互いに聞きもせず、
知らされてもいないことにある。
ピーター・ドラッカー
変えることより共感をつくりだす
いつもお読みいただきありがとうございます。私達は、社会の中で生きています。社会の小さな変化であっても、事業にとっては大きな影響が及ぶことがあります。うまくいく時があると思えば、何をやってもうまくいかずに行き詰る時もあります。人はどんな時に行き詰るのか?。それは、人を変えようとする時、組織を変えようとする時、何かを変えようとする時です。
人の価値観は様々です。様々とは、「人口の数だけ考え方がある」ということです。様々な人がいれば、そこには、賛成できること、賛成できないことがあり、摩擦があって不思議ではありません。では、なぜ摩擦が起こるのでしょうか?。ドラッカー教授はこう言っています。「摩擦のほとんどは、相手の仕事、その仕事の仕方、目標、価値観を知らないことに原因がある。そしてその原因は、互いに聞きもせず、知らされてもいないことにある」。
唯一、変えられるのは、「自分だけ」です。変わる自分の姿を見て人は変わり、良い影響が一人、二人と伝播して、その結果、組織も変わっていくのです。つまり、「自分が変わればすべてがそこから動き出していく」のです。自分が変わらなければすべてがそこから停滞していきます。ぜひぜひ、相手の仕事、相手の仕事の仕方、相手の目標、相手の価値観を聞いて、相手に対する理解を努めることに時間を費やしてください。そこに思わぬ共感と喜びが生れます。