成果をあげる方法は、かつての一人だけの工房の時代と、今日の組織の時代では異なる。せっかく知識や技能を身につけても、 まず初めに組織を通じて成果をあげる能力を 向上させておかなければ役に立たない。
ピーター。ドラッカー
あることをしてから目に見えて成果があがった
あなたは、次のどれか当てはまるものがあるでしょうか? 。
- ドラッカーの本を読んだが挫折した。
- ドラッカーの本を読んでも意味がわからない。
- ドラッカーの本を読んだけど、一向に変わらない。
- ドラッカーの本を読んで実践しているがダメ。
同じように頑張っているのに、みるみる変わっていく人とまったく変わっていかない人がいます。なぜでしょうか。能力の差でしょうか。いいえ、違います。事実、能力があるのにも関わらず、成果をあげることができずにいる人は驚くほど多くいます。変わっていかない人の共通点は、
- 知るだけで成果が出ると思い込んでいる。
- 読んだだけで具体的な何も行動を起こしていない。
- 本に書かれている意味を間違って解釈している。
- 間違った行動をしている。
ただそれだけのことです。ここが重要です。実際に、行動を起こすことができないのです。三日坊主だから?、違います。横着だから?、違います。仕事は組織で進められているため一人では行動に落とし込めないのです。ドラッカーを読んだり、ドラッカーを学んでも成果があがらない根本的な理由は、
- 一人で学んでも共に働く人と考えを共有できないため。
- 一人で学んでも組織で展開できないため。
- 一人で学んでも組織のやり方は変わらないため。
これは事実です。なぜ、そう言い切れるのか・・・。かつて、私がそうだったからです(汗)。私が、ある企業で経営陣の一人として仕事をしている時、まさにそうでした。あることをしてから目に見えて成果があがっていきました。それは、私自身が実証済なのです。そのあることとは
- 共に働く人と学び、考えを共有していった。
- 共に働く人と実践し、組織で展開していった。
- 共に働く人と組織のやり方を変えていった。
これで成果があがらなかったらおかしいくらいです。ドラッカー教授は、次のように言われています。「せっかく知識や技能を身につけても、 まず初めに組織を通じて成果をあげる能力を 向上させておかなければ役に立たない」、と言ってます。ぜひ、組織で学び、組織で実践し、組織のやり方を具体的に変えていってください。目に見えて成果があがっていきます。