ミッションの価値は文章の美しさにあるのではない。
正しい行動をもたらすことにある。したがってリーダーが初めに行うべきは、
自らの組織のミッションを考え抜き、定義することである。
ピーター・ドラッカー
それが、従業員の日常の仕事になっているかどうか
うちの会社にそれはない
今日は、「会社の良し悪しを決める一つの物差し」
というテーマでお話させて頂きます。
よい会社、悪い会社―。これは、しばしば耳にする言葉ですね。
ところで…、よい会社と悪い会社は何で判断できるのでしょうか?。
数字の一時的な良し悪しを見ても会社の優劣はわかりません。
社長にある質問をすると、「もちろん、ありますよ!」
という答えが返ってきます。
その質問とは…、「御社に経営理念はありますか?」という質問です。
経営理念とは「社会に対するわが社の根本的な考え」を言い表したものです。
ミッションとは「わが社が社会で実現したい社会の良い変化」を言い表したものです。
ビジョンとは「わが社のミッションが実現した時の社会の状態」を言い表したものです。
経営理念の意味をあらためて考え直してみると…、
多くの社長さんが「んー、うちの会社にそれはない…。」
と言われます。
社員さん一人ひとりの日常の仕事
経営理念、ミッション、ビジョンを
その年の到達点として明らかにしたものが経営目標です。
経営目標が「社会に対するわが社の根本的な考え」
に基づいたものになっているか…。
経営目標が「わが社が実現したい社会のメリット」
から導き出されたものになっているか…。
経営目標が「わが社のミッションが実現した時の社会の良い状態」
に向けられたものになっているか…。
これが、「会社の良し悪しを決める一つの物差し」です。
お客様のニーズにはじまり、お客様の満足で終わるものになっているかどうか。
経営理念、ミッション、ビジョンが「社員さん一人ひとりの日常の仕事」に
落とし込まれているかどうか、ぜひ検証してみてください。